「私はセリフ体とサンセリフ体の書体、文字の組み合わせごとにスペースを変えること、そして優れたタイポグラフィーを優れたものにする要素について学んだ。それは美しく、歴史があり、科学では表現できない芸術的な繊細さを持っていて、私はとても魅了された」
- 1955年2月24日~2011年10月5日
- アメリカ出身
- 起業家、実業家、工業デザイナー
- 個人用コンピュータであるMacintosh、iPhone、iPadなどの技術とデザインを高次元に融合させた革新的な製品を世に送り出し、またiPodとiTunes、iTunes Storeによって音楽業界に革命を起こした
英文
”I learned about serif and san serif typefaces, about varying the amount of space between different letter combinations, about what makes great typography great. It was beautiful, historical, artistically subtle in a way that science can’t capture, and I found it fascinating.”
日本語訳
「私はセリフ体とサンセリフ体の書体、文字の組み合わせごとにスペースを変えること、そして優れたタイポグラフィーを優れたものにする要素について学んだ。それは美しく、歴史があり、科学では表現できない芸術的な繊細さを持っていて、私はとても魅了された」
解説
ジョブズはこの発言で、タイポグラフィーが持つ美しさと芸術性に対する感銘を語っている。彼は、文字の形状や文字間のスペースなど、タイポグラフィーの細部にまで注意を払うことで、美しさや感情を引き出すことができると感じていた。科学では捉えられないタイポグラフィーの芸術的な繊細さが、ジョブズにとって非常に魅力的であり、彼はそれがApple製品のデザインやユーザー体験にも重要な影響を与えたと考えていた。
また、彼のタイポグラフィーへの関心は、Appleのデザイン哲学にも反映されている。美しさと機能性が融合したデザインを追求することで、ユーザーに感動を与え、使いやすさを高める製品を目指していた。ジョブズにとって、タイポグラフィーは単なる文字の配置ではなく、視覚的な美しさと感覚的な体験を提供するための重要な要素であり、その価値を深く理解していた。
この言葉は、細部へのこだわりが製品全体の印象を大きく左右することを示している。ジョブズのタイポグラフィーに対する熱意は、デザインにおける細部への意識が人々に与える影響力を教えてくれる。見た目の美しさと芸術的な要素が、機能を超えて人々に感動や喜びを与えることができるというジョブズの信念が、この発言には込められている。
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