「こんなに一生懸命に取り組んだことはこれまでなかったと思うが、Macintoshに携わったことは人生で最高の経験だった。関わったほとんど全員がそう言うだろう。誰も最終的にそれをリリースしたくなかった。自分たちの手を離れてしまうと、もう自分たちのものではなくなるような気がしたからだ」

スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズの名言
  • 1955年2月24日~2011年10月5日
  • アメリカ出身
  • 起業家、実業家、工業デザイナー
  • 個人用コンピュータであるMacintosh、iPhone、iPadなどの技術とデザインを高次元に融合させた革新的な製品を世に送り出し、またiPodとiTunes、iTunes Storeによって音楽業界に革命を起こした

英文

”I don’t think I’ve ever worked so hard on something, but working on Macintosh was the neatest experience of my life. Almost everyone who worked on it will say that. None of us wanted to release it at the end. It was as though we knew that once it was out of our hands, it wouldn’t be ours anymore.”

日本語訳

「こんなに一生懸命に取り組んだことはこれまでなかったと思うが、Macintoshに携わったことは人生で最高の経験だった。関わったほとんど全員がそう言うだろう。誰も最終的にそれをリリースしたくなかった。自分たちの手を離れてしまうと、もう自分たちのものではなくなるような気がしたからだ」

解説

ジョブズはこの言葉で、Macintosh開発におけるチームの強い愛着と情熱を語っている。彼は、Macintoshのプロジェクトがいかに大きな努力と時間を要したかを認めつつも、それが人生で最も貴重で思い出深い経験だったと感じている。プロジェクトのメンバー全員が同じように感じていたことから、チーム全体が製品に対して深い愛情と誇りを持っていたことが伝わってくる。

また、ジョブズは製品をリリースすることへの複雑な感情も示している。リリースによって製品がチームの手を離れ、多くのユーザーのものになる瞬間を迎えると、もう自分たちの完全なコントロール下にはないと感じるのだ。これは、製品が自分たちだけのものではなく、社会に影響を与える存在として新しい役割を果たす段階に入ることを意味している。

この言葉は、プロジェクトに対する情熱と献身が、チームメンバーにとってどれほど重要であるかを示している。ジョブズの言葉は、製品が完成して世に出ることが喜びでありつつも一抹の寂しさを伴うものだということを教えてくれる。そして、このような情熱が、製品の質やブランドの強さにも反映されることを示唆している。

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