「結論として、私は富を築くためにAppleに戻ったわけではない。私はこれまで幸運に恵まれ、すでに大きな財産を得ている。25歳の時、私の純資産は1億ドルほどだったが、その時に、富が自分の人生を台無しにしないようにしようと決めた。それをすべて使い切ることはできないし、富を自分の知性の証明だとは考えていない」
- 1955年2月24日~2011年10月5日
- アメリカ出身
- 起業家、実業家、工業デザイナー
- 個人用コンピュータであるMacintosh、iPhone、iPadなどの技術とデザインを高次元に融合させた革新的な製品を世に送り出し、またiPodとiTunes、iTunes Storeによって音楽業界に革命を起こした
英文
”Bottom line is, I didn’t return to Apple to make a fortune. I’ve been very lucky in my life and already have one. When I was 25, my net worth was $100 million or so. I decided then that I wasn’t going to let it ruin my life. There’s no way you could ever spend it all, and I don’t view wealth as something that validates my intelligence.”
日本語訳
「結論として、私は富を築くためにAppleに戻ったわけではない。私はこれまで幸運に恵まれ、すでに大きな財産を得ている。25歳の時、私の純資産は1億ドルほどだったが、その時に、富が自分の人生を台無しにしないようにしようと決めた。それをすべて使い切ることはできないし、富を自分の知性の証明だとは考えていない」
解説
ジョブズはこの発言で、富に対する彼自身の価値観と目的意識について語っている。彼は、Appleに戻った理由が金銭的な成功のためではなく、自分の情熱を追求し、Appleの未来に貢献するためだったと明確にしている。すでに若い頃から巨額の財産を持っていたジョブズは、富が人生の中心ではないと認識し、それによって人生を台無しにしないと決意していた。
また、ジョブズは富を知性や価値の証明とは見なさない姿勢を持っている。彼にとって、重要なのは自己の成長や他者への貢献であり、富はその結果でしかない。彼は富に固執することなく、自分が愛する仕事や理想の実現に向かって努力を続けた。彼が再びAppleで働くことを選んだのは、単なる金銭的な欲望ではなく、使命感や情熱に基づいた決断だった。
この言葉は、真の価値を求める人生観について考えさせる。ジョブズのように、富に囚われず、自分が本当に大切だと思うことに力を注ぐことが、充実した人生を築くための鍵となる。彼のメッセージは、物質的な成功に頼ることなく、内面の充実を求めることの重要性を教えてくれる。
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