「個人として、人は本質的に善良である。しかし、集団になるとやや悲観的な見方をしている。そして、世界でもっとも恵まれた場所のひとつであるこの国で起きていることに、非常に不安を感じている。我々は子供たちのために国をより良くしようとする意欲を失っているように見える」
- 1955年2月24日~2011年10月5日
- アメリカ出身
- 起業家、実業家、工業デザイナー
- 個人用コンピュータであるMacintosh、iPhone、iPadなどの技術とデザインを高次元に融合させた革新的な製品を世に送り出し、またiPodとiTunes、iTunes Storeによって音楽業界に革命を起こした
英文
”As individuals, people are inherently good. I have a somewhat more pessimistic view of people in groups. And I remain extremely concerned when I see what’s happening in our country, which is in many ways the luckiest place in the world. We don’t seem to be excited about making our country a better place for our kids.”
日本語訳
「個人として、人は本質的に善良である。しかし、集団になるとやや悲観的な見方をしている。そして、世界でもっとも恵まれた場所のひとつであるこの国で起きていることに、非常に不安を感じている。我々は子供たちのために国をより良くしようとする意欲を失っているように見える」
解説
ジョブズはこの言葉で、個人の善良さと集団の行動に対する懸念について語っている。彼は、個人としての人間は本質的に善意に満ちていると信じているが、集団として行動するときに、自己利益や衝突が増え、良い方向に向かないことがあるという考えを持っていた。このように、個人の善意が集団において十分に発揮されない状況に対し、ジョブズは警戒心を抱いていた。
さらに、ジョブズは次世代のために国を改善する意欲が低下していることを懸念している。彼にとって、アメリカという国は恵まれた環境にあるものの、その豊かさや恵まれた環境が、必ずしも次世代に良い未来をもたらすために活用されていないという危機感があった。このような現状に対し、彼は未来を見据えた行動と責任を持つことの重要性を訴えている。
この言葉は、現代社会においても多くの示唆を含んでいる。個人の善意や意志を集団の中で活かし、次世代のために積極的により良い社会を作ろうとする意識が大切であることを教えてくれる。ジョブズの考えは、私たち一人ひとりが未来を形作る役割を担い、次世代により良い社会を引き継ぐための意識を持つことの必要性を示している。
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