「哀れで惨めな者たちも、私のモスクの階段を上ればたちまち歓喜と幸福に満たされる」

- 1926年11月23日~2011年4月24日
- インド出身
- 宗教指導者、霊的指導者、社会活動家
- 奇跡を行う聖者として世界的に注目され、多くの信奉者を持つ。教育・医療・給水などの慈善事業を推進し、スピリチュアルな教えと無償の奉仕精神で知られている。
英文
”The wretched and miserable would rise into plenty of joy and happiness as soon as they climb the steps of my mosque.”
日本語訳
「哀れで惨めな者たちも、私のモスクの階段を上ればたちまち歓喜と幸福に満たされる」
解説
この言葉は宗教的空間の象徴的な力を語っている。モスクとは単なる礼拝の場ではなく、精神的な癒やしと再生の場でもあるとされる。サイ・ババが「私のモスク」と語るとき、それは物理的な建物以上に、彼自身の教えや存在そのものが救済の場であることを暗示している。
ここでは、「哀れで惨めな者たち」という言葉に注目すべきである。社会的に貧しく、精神的にも打ちひしがれた者たちが、モスクの階段を上る――すなわち信仰や内面の向上を求める行為により、内的変容を遂げることができるというメッセージが込められている。モスクは単なる建築物ではなく、心の昇華の象徴として描かれている。
この言葉は現代においても示唆に富む。貧困や孤独に苦しむ人々にとって、精神的な支えを求める場所や人物が必要とされている。宗教施設に限らず、共感と受容の場が人を立ち直らせる力を持つことを、この名言は教えている。社会の中で見捨てられた者たちが、救われるための一歩を踏み出すこと――その第一段が「階段を上る」という象徴的行為に他ならない。
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