「宇宙を見渡し、神の栄光を思いなさい。夜空にまたたく無数の星々を見よ。すべてが統一のメッセージを宿し、それ自体が神の本質の一部である」

- 1926年11月23日~2011年4月24日
- インド出身
- 宗教指導者、霊的指導者、社会活動家
英文
”Look out into the universe and contemplate the glory of God. Observe the stars, millions of them, twinkling in the night sky, all with a message of unity, part of the very nature of God.”
日本語訳
「宇宙を見渡し、神の栄光を思いなさい。夜空にまたたく無数の星々を見よ。すべてが統一のメッセージを宿し、それ自体が神の本質の一部である」
解説
この名言は、自然の観察を通じて神性を理解することの重要性を説いている。サイ・ババは、宇宙を眺める行為を単なる視覚的経験ではなく、神の栄光に触れる霊的実践として捉えている。特に「星々」に象徴される広大な宇宙は、秩序と調和に満ちた神の姿の現れであり、それを見つめることは内なる神性への目覚めを促す。
「統一のメッセージ」という表現は、星々がただ無秩序に存在しているのではなく、全体として一つの調和を成していることを示している。これは、万物が神の中に統一されているという一元的な宇宙観に基づいており、個々の存在が分離しているように見えても、すべてが神という一つの実在に属しているという霊的真理を教えている。
この言葉は、現代人に対して分断や対立を超えて一体性を見つめる視点を呼びかけている。科学技術が進歩し、宇宙が数値や理論で説明される一方で、その奥にある神秘と統一の感覚を忘れてはならないという戒めでもある。サイ・ババは、宇宙を見上げるという日常の行為の中に、神への気づきと一体感の鍵があることを語っているのである。
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