「運動とは、疲労を伴わぬ労働である」

- 1709年9月18日~1784年12月13日
- イギリス出身
- 詩人、評論家、辞書編纂者、伝記作家
英文
“Exercise is labor without weariness.”
日本語訳
「運動とは、疲労を伴わぬ労働である」
解説
この言葉は、運動と労働の本質的な類似を示しつつ、精神的・肉体的感覚の違いを際立たせている。運動もまた身体を動かし、筋肉を使い、汗をかく点で労働と同じであるが、それを「苦」として感じることなく楽しめる点に特異性がある。ジョンソンはこの違いを、「疲労感の有無」という観点から定義したのである。
18世紀の労働は、肉体的な疲労だけでなく、社会的・経済的な重圧をも伴っていた。その中で運動は、自由意志による能動的な活動であり、心身を健やかにする行為とされる。この名言は、強制される仕事と、自発的に行う運動との違いを見抜いた洞察に満ちている。
現代においても、適度な運動はストレス解消や健康維持に資するものとして推奨されている。この言葉は、運動を義務ではなく「苦にならぬ労働」として捉えることで、生活の質を向上させる鍵となりうることを示唆している。日々の運動習慣の意義を再確認させる一語である。
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