「本当にその活動に対して演者が真剣かどうかが分かるのは、スポットライトが消えた後もどれだけ続けるかだ。多くの有名人は方向転換して、環境から動物の権利、肥満問題などへと次々と移っていく。私はそういう姿勢にはあまり敬意を抱かない」

- 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家
英文
”The way you really find out about the performer’s seriousness about the cause is how long they stay with it when the spotlight gets turned off. You see a lot of celebrities switch gears. They go from the environment to animal rights to obesity or whatever. That I don’t have a lot of respect for.”
日本語訳
「本当にその活動に対して演者が真剣かどうかが分かるのは、スポットライトが消えた後もどれだけ続けるかだ。多くの有名人は方向転換して、環境から動物の権利、肥満問題などへと次々と移っていく。私はそういう姿勢にはあまり敬意を抱かない」
解説
この言葉は、有名人の社会活動に対する一貫性の重要性を強調している。スポットライトが当たっている間は注目を集めるために活動する者も多いが、光が消えた後も継続できるかどうかが本当の真剣さを測る基準だと述べている。つまり、持続性こそが信念の証明であるという考えである。
ロバート・レッドフォード自身、環境保護活動を長年続けてきた人物であり、この発言は彼の実践に裏打ちされている。彼は一時的な関心や流行に流されるのではなく、サンダンス映画祭や環境団体への支援を通じて、数十年にわたり具体的行動を積み重ねてきた。そのため、この言葉は単なる批判ではなく、自らの姿勢との対比を通じた信念の表明といえる。
現代社会においても、SNSやメディアによって著名人の発言や行動はすぐに注目されるが、同時に関心が短期間で移り変わることが多い。レッドフォードの言葉は、そのような風潮に警鐘を鳴らし、本当の尊敬に値するのは、継続的に取り組む姿勢だと強調している。これは著名人に限らず、一般の人々が自らの信念を持ち続けるうえでも普遍的な教訓である。
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