「私はハリウッドに逆らってきたと言われるが、実際にはハリウッドの中で独立性を保ち、自分自身であろうとしてきただけだ」

ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
  • 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家

英文

”People say I’ve gone against Hollywood, but I’ve tried to be independent within Hollywood, tried to be my own person.”

日本語訳

「私はハリウッドに逆らってきたと言われるが、実際にはハリウッドの中で独立性を保ち、自分自身であろうとしてきただけだ」

解説

この言葉は、ハリウッドという巨大なシステムと個人の独立性の間の葛藤を示している。レッドフォードは「against Hollywood(ハリウッドに反抗)」したわけではなく、その内部にいながらも自分の立場や価値観を守る努力をしてきたと語っている。つまり、彼の姿勢は対立ではなく、自己の確立と独立性の追求であった。

ロバート・レッドフォードはスター俳優としてハリウッドの中心にいながら、サンダンス映画祭を創設してインディペンデント映画を支援し続けた。この取り組みは、商業主義の強いハリウッドと異なる方向性を持ちながらも、業界と切り離されず共存してきた。その背景から、この発言は内側から改革や多様性を実現しようとする姿勢を反映している。

現代的に考えれば、この言葉は芸術やビジネスにおいても普遍的である。巨大な組織や制度の中にいても、必ずしも体制に呑み込まれる必要はなく、独立した視点と信念を保ちながら生きる道がある。レッドフォードの言葉は、同調圧力の強い社会においても、自分自身であり続ける勇気の重要性を伝えているのである。

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