「私が演じてきた役のほとんどはキャラクター役だと常に感じてきた。私はそういう見方をしている。自分の見た目や人にどう映るかは仕方のないことだ」

- 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家
英文
”I’ve always felt that almost every part I’ve played has been a character part. I mean, I look at it that way. I can’t help how I look or how I seem to people.”
日本語訳
「私が演じてきた役のほとんどはキャラクター役だと常に感じてきた。私はそういう見方をしている。自分の見た目や人にどう映るかは仕方のないことだ」
解説
この言葉は、俳優としての自己認識と外見とのギャップを語っている。ロバート・レッドフォードは「二枚目俳優」として世界的に知られるが、本人は自分を外見で評価される存在としてではなく、役柄に命を吹き込むキャラクター俳優として捉えている。「I can’t help how I look」という一文には、外見による先入観に対する諦めや割り切りが表れている。
レッドフォードは『明日に向って撃て!』や『スティング』といった大作でスター俳優として注目されたが、彼自身は作品ごとに異なる人物像を作り上げることに力を注いできた。そのため、本人にとっては外見的魅力よりも、役柄の奥行きや人間性を演じることが核心だった。この発言は、華やかなイメージに隠れた彼の俳優観を映し出している。
現代的に見ても、この言葉は外見に左右されがちな評価構造への批判として通用する。俳優だけでなく、社会全体においても人は見た目で判断されがちだが、本質はその人の内面や行動にある。レッドフォードの言葉は、外見を超えて人物を理解し、役割や個性を尊重する姿勢の重要性を強調しているのである。
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