「私はジャーナリズムに魅了されている。その役割に対して批判的ではなく鋭い視線を注いでおり、特に私たちが生きている時代によってそれがどのように変化しているかに関心を持っている」

ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
  • 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家

英文

”I’m fascinated by journalism. I put a keen eye, not a negative eye, on its role, particularly how it is changed by the times we’re living in.”

日本語訳

「私はジャーナリズムに魅了されている。その役割に対して批判的ではなく鋭い視線を注いでおり、特に私たちが生きている時代によってそれがどのように変化しているかに関心を持っている」

解説

この言葉は、ジャーナリズムの役割とその変化への関心を示している。「keen eye」という表現は、否定的にではなく、鋭敏かつ注意深く観察する姿勢を意味している。つまり、ジャーナリズムに対して批判的に距離を置くのではなく、社会における重要な役割を理解し、その変容を前向きに注視していることが表れている。

ロバート・レッドフォードは映画『大統領の陰謀』で調査報道の重要性を広める役割を果たし、その後もメディアや表現の自由に関心を持ち続けてきた。彼の発言は、ジャーナリズムが政治や社会に与える影響を意識しつつも、その在り方が時代によって変化することを冷静に見つめていることを示している。これは、俳優や監督という立場を超えた文化的観察者としての視点である。

現代的に考えれば、この言葉はデジタル化やSNSの普及によって変容するジャーナリズムを指しているとも解釈できる。フェイクニュースや分断報道が問題となる一方で、市民ジャーナリズムや新しいメディアの台頭によって情報のあり方は再編されつつある。レッドフォードの言葉は、ジャーナリズムが持つ社会的責任と、その変化を受け入れる柔軟な視点の重要性を伝えているのである。

感想はコメント欄へ

この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?

「ロバート・レッドフォード」の前後の名言へ


申し込む
注目する
guest

0 Comments
最も古い
最も新しい 高評価
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る