「若い頃、私は家族や権威ある人々から時間を無駄にしている人間だと見られていた。型にはまることの制約に苦しみ、それが私をいら立たせた」

- 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家
英文
”I was seen in earlier years by family members and people of authority as somebody wasting his time. I had trouble with the restrictions of conformity. It made me edgy.”
日本語訳
「若い頃、私は家族や権威ある人々から時間を無駄にしている人間だと見られていた。型にはまることの制約に苦しみ、それが私をいら立たせた」
解説
この言葉は、若い頃に抱いた反抗心と不適応感を率直に語っている。家族や社会の期待から外れた行動は「時間の無駄」と見なされやすいが、本人にとっては創造性や自由を追求するための必然であった。「restrictions of conformity(同調の制約)」という表現には、周囲の価値観に縛られることへの強い抵抗が表れている。
ロバート・レッドフォードは若い頃、勉学よりも絵画や演技に関心を寄せ、型にはまらない生き方を志した。そのため、当初は周囲から理解されず、不安定な立場に置かれることもあった。しかしその姿勢こそが後に俳優・監督としてのキャリアやサンダンス映画祭の創設につながり、独自の道を切り開く原動力となった。この発言は、その青春期の葛藤を振り返ったものである。
現代においても、この言葉は社会の規範に従うことと自己実現との葛藤を象徴している。芸術や創造的な活動に限らず、型にはまることを強いられる中で「自分らしさ」を保つのは容易ではない。レッドフォードの言葉は、同調圧力に抗いながら自分の道を見つける勇気の重要性を伝えているのである。
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