「私は決して良い学生ではなかった。幼稚園に行くのも引きずられて行かねばならなかった。誰かの話を座って聞くのは辛かった。私は外に出て、経験と冒険によって教育されたいと思っていたが、それをどう表現してよいか分からなかった」

- 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家
英文
“I was never a good student. I had to be dragged into kindergarten. It was hard to sit and listen to somebody talk. I wanted to be out, educated by experience and adventure, and I didn’t know how to express that.”
日本語訳
「私は決して良い学生ではなかった。幼稚園に行くのも引きずられて行かねばならなかった。誰かの話を座って聞くのは辛かった。私は外に出て、経験と冒険によって教育されたいと思っていたが、それをどう表現してよいか分からなかった」
解説
この言葉は、形式的な教育よりも実体験を重視するレッドフォードの気質を示している。幼少期から学校という枠組みになじめず、外の世界に出て冒険や体験から学びたいという欲求を持っていたことが語られている。これは後に俳優、監督、そして環境活動家としての彼の姿勢にも通じている。
背景として、20世紀半ばのアメリカでは学校教育が型にはまった形式に偏りがちであり、創造的な子どもにとっては息苦しさを覚える環境でもあった。レッドフォードはそうした環境よりも、自然や社会の現場から学ぶ方が自分にとって有益だと感じていた。
現代的な文脈で見ると、この言葉はオルタナティブ教育や体験学習の重要性を示唆している。必ずしも教室での学びがすべてではなく、冒険や実際の体験が人を成長させることもある。レッドフォードの人生そのものが、経験を重ねて自己を形成していく道の価値を体現しているといえる。
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