「君の子ども時代がどんなものだったかは知らないが、私たちにはあまりお金がなかった。土曜の夜には映画に行き、水曜の夜には両親が私たちを図書館へ連れて行ってくれた。自分の本を手に入れるというのは、とても大きな出来事だった。」

ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
ロバート・レッドフォード(画像はイメージです)
  • 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家

英文

“I don’t know what your childhood was like, but we didn’t have much money. We’d go to a movie on a Saturday night, then on Wednesday night my parents would walk us over to the library. It was such a big deal, to go in and get my own book.”

日本語訳

「君の子ども時代がどんなものだったかは知らないが、私たちにはあまりお金がなかった。土曜の夜には映画に行き、水曜の夜には両親が私たちを図書館へ連れて行ってくれた。自分の本を手に入れるというのは、とても大きな出来事だった。」

解説

この言葉は、レッドフォードが幼少期の貧しさとささやかな楽しみを振り返ったものだ。裕福ではなかったが、家族と映画館に行ったり図書館で本を借りたりする経験が、彼にとってかけがえのない思い出となっている。特に「自分の本を手に入れる」という行為は、子どもにとっての自由と知識への入口を象徴している。

映画と本という二つの体験は、のちに俳優・監督・物語の語り手となった彼の人生を形づくったと考えられる。限られた環境だからこそ、想像力を広げる娯楽や知識の価値が強く意識されていたことが伝わる。

現代でも、娯楽がデジタルに偏る中で、この言葉は文化的な経験の大切さを思い起こさせる。豪華さではなく、小さな習慣が人生を豊かにするという視点は、普遍的な教訓として響いてくるのである。

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