「ゴルフはあまりにも整えられ、完璧になってしまった。グリーンもフェアウェイもそうだ。私はゴルフカートが好きではなく、歩くのが好きだ。クラブによっては、キャディとカートがなければ入れてくれないところもある」

- 1936年8月18日~2025年9月16日(89歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 俳優、映画監督、プロデューサー、環境活動家
英文
“Golf has become so manicured, so perfect. The greens, the fairways. I don’t like golf carts. I like walking. Some clubs won’t let you in unless you have a caddy and a cart.”
日本語訳
「ゴルフはあまりにも整えられ、完璧になってしまった。グリーンもフェアウェイもそうだ。私はゴルフカートが好きではなく、歩くのが好きだ。クラブによっては、キャディとカートがなければ入れてくれないところもある」
解説
この言葉は、レッドフォードの自然なゴルフ観と商業化・形式化への違和感を表している。彼にとってゴルフの魅力は、自然と向き合いながら歩いてプレーすることにある。しかし現代のゴルフ場は過度に整備され、利便性が優先されるあまり、本来の体験が損なわれていると感じている。
背景として、20世紀後半以降のゴルフは大衆化しつつも、高級クラブでは依然として形式や規則が強調され、商業的・排他的な性格を帯びるようになった。レッドフォードは自然環境や自由を重んじる人物であり、このような流れに抵抗感を抱いたのだろう。
現代的に見ると、この言葉はスポーツやレジャーにおける本質と形式の対立を示している。利便性や格式に支配されると、体験の本当の価値が失われる。レッドフォードの姿勢は、自然の中で体を使い、シンプルに楽しむことこそが本質であるという、オーセンティックな生き方への指針を示している。
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