「13歳くらいのとき、図書館が『実用のための微積分』という本を入荷することになっていた。この頃には、百科事典で読んで、微積分が重要で面白い分野であり、自分も学ぶべきだと分かっていた」

リチャード・P・ファインマン(画像はイメージです)
リチャード・P・ファインマン(画像はイメージです)
  • 1918年5月11日~1988年2月15日(69歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 理論物理学者

英文

“When I was about thirteen, the library was going to get ‘Calculus for the Practical Man.’ By this time I knew, from reading the encyclopedia, that calculus was an important and interesting subject, and I ought to learn it.”

日本語訳

「13歳くらいのとき、図書館が『実用のための微積分』という本を入荷することになっていた。この頃には、百科事典で読んで、微積分が重要で面白い分野であり、自分も学ぶべきだと分かっていた」

解説

この言葉からは、若い頃からの強い探究心と学習意欲がうかがえる。13歳という年齢で、百科事典から得た情報をもとに微積分の重要性を理解し、自発的に学ぼうとした姿勢は、彼が後に偉大な物理学者となる基盤となった。「知るべきことを自分で見つけ出す能力」が、すでにこの時点で備わっていたことが分かる。

また、タイトルにある『Calculus for the Practical Man』は、専門家ではない一般人向けの実用的な微積分入門書であり、学問を実生活に結びつける態度も見て取れる。彼は知識を「使える形で」理解しようとし、その応用可能性に早くから興味を持っていた。

現代においても、自ら学びにいく姿勢と、学ぶべき対象を選ぶ判断力は非常に重要である。この名言は、興味を持ったときが学びの好機であり、また、身近な資料(この場合は百科事典)から学ぶことも十分可能であるということを教えてくれる。

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