「コンピュータには、誰でも知っている病気がある。これは非常に深刻な病気で、仕事を完全に妨げてしまう。その問題とは、コンピュータで『遊んでしまう』ことだ!」

- 1918年5月11日~1988年2月15日(69歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 理論物理学者
英文
”There is a computer disease that anybody who works with computers knows about. It’s a very serious disease and it interferes completely with the work. The trouble with computers is that you ‘play’ with them!”
日本語訳
「コンピュータには、誰でも知っている病気がある。これは非常に深刻な病気で、仕事を完全に妨げてしまう。その問題とは、コンピュータで『遊んでしまう』ことだ!」
解説
この言葉は、コンピュータの魅力とその危険性をユーモラスに表現している。ファインマンは、コンピュータに触れると本来の仕事を忘れて遊びに没頭してしまう「病気」があると警告している。これは現代の「ネットサーフィンに時間を取られる」「新しいツールを試すこと自体が目的化してしまう」といった現象にも通じる。
歴史的背景として、ファインマンが活動した時代は計算機科学の黎明期であり、大型コンピュータが物理学の研究に導入され始めた頃である。彼は計算に熱中するあまり、本来の研究目的から逸れてしまう研究者を見て、このような表現をしたと考えられる。
現代においても、スマートフォンやPCの「便利さ」と「遊びの誘惑」は両立している。ファインマンの言葉は、技術に対する知的好奇心と遊び心を大切にしつつも、本来の目的を見失わないことの重要性を教えている。
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