「私はそれが一体どういうことなのか、何がどれほどの価値を持つのか分からない。しかしスウェーデン・アカデミーの人々がxやyやzがノーベル賞を受賞すると決めるなら、それでいいのだ」

リチャード・P・ファインマン(画像はイメージです)
リチャード・P・ファインマン(画像はイメージです)
  • 1918年5月11日~1988年2月15日(69歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 理論物理学者

英文

”I don’t understand what it’s all about or what’s worth what, but if the people in the Swedish Academy decide that x, y or z wins the Nobel Prize, then so be it.”

日本語訳

「私はそれが一体どういうことなのか、何がどれほどの価値を持つのか分からない。しかしスウェーデン・アカデミーの人々がxやyやzがノーベル賞を受賞すると決めるなら、それでいいのだ」

解説

この言葉は、ノーベル賞という権威に対するファインマンの距離感を示している。彼は名誉や賞そのものに大きな意味を見出すのではなく、学問や研究の価値はあくまでその内容や成果にあると考えていた。スウェーデン・アカデミーが誰を選ぶかは、自分にとって本質的な問題ではないと述べている。

背景として、ファインマン自身も1965年にノーベル物理学賞を受賞しているが、その受賞に対して周囲ほど熱狂的ではなかったことが知られている。彼にとって重要なのは名誉よりも、自然を理解し、問題を解決する過程そのものであった。

現代への示唆としては、学問や芸術などの分野において、外部の評価や賞にとらわれるのではなく、自分自身の探究心や誠実な成果を大切にする姿勢の重要性を伝えている。この言葉は、名誉や称賛よりも本質を追求することの価値を強調している。

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