「絶望に身を委ねてはならない。私たちは復活祭の民であり、ハレルヤこそが私たちの歌である」

教皇ヨハネ・パウロ2世(画像はイメージです)
教皇ヨハネ・パウロ2世(画像はイメージです)
  • 1920年5月18日~2005年4月2日(84歳没)
  • ポーランド出身
  • ローマ教皇、哲学者、神学者

英文

”Do not abandon yourselves to despair. We are the Easter people and hallelujah is our song.”

日本語訳

「絶望に身を委ねてはならない。私たちは復活祭の民であり、ハレルヤこそが私たちの歌である」

解説

この言葉は、ヨハネ・パウロ2世が希望と信仰の喜びを強調したものである。彼は人々に、苦難や絶望に屈するのではなく、キリストの復活がもたらす希望に立ち返るよう呼びかけている。「復活祭の民」とは、キリストの死と復活を信じ、そこに新しい命と希望を見いだす共同体を指す表現である。

歴史的背景として、この言葉は冷戦や社会不安の中で多くの人々が絶望を感じていた時代に発せられた。ヨハネ・パウロ2世は自らも迫害と抑圧を経験した人物であり、その体験に裏打ちされた苦難を超える信仰の力を人々に伝えていた。「ハレルヤ」という喜びの言葉は、信仰がもたらす光と勝利を象徴している。

現代においても、この名言は困難や危機の時代に生きる人々への普遍的な励ましとなる。経済的困難や社会的不安の中でも、絶望を選ばず、信頼と希望を抱いて生きることが求められている。この言葉は、希望こそ人間を立ち上がらせる力であり、信仰は喜びの歌となるという普遍的な真理を伝えているのである。

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