「若者は利便性や手軽さに惹かれるのと同じように、真理にも惹かれる。」

教皇フランシスコ(画像はイメージです)
教皇フランシスコ(画像はイメージです)
  • 1936年12月17日~2025年4月21日(88歳没)
  • アルゼンチン出身
  • カトリック教会第266代ローマ教皇

英文

“Young people are just as attracted to the truth as they are convenience and expediency.”

日本語訳

「若者は利便性や手軽さに惹かれるのと同じように、真理にも惹かれる。」

解説

この言葉は、若者の内面にある真理への欲求を指摘している。現代社会では、若者はしばしば便利さや即効性を求める存在として語られるが、フランシスコはそれだけではなく、真理そのものにも強い魅力を感じていると述べている。つまり、若者は表面的に流されやすいのではなく、深い意味や価値を探し求める心を持っているということである。

背景には、デジタル社会における「即時性」と「快適さ」の文化がある。若者はスマートフォンやSNSを通じて効率的で便利な情報に触れる一方で、同時に人生の意味や倫理的価値といった根源的な問いに惹かれている。フランシスコは、真理と利便性を対立させるのではなく、両方に魅力を見出す若者の可能性を肯定しているのである。

この言葉は、教育や信仰の分野で特に示唆に富む。例えば、学校や教会が若者に真理を示す際、彼らの利便性志向を否定するのではなく、真理が持つ力をより魅力的に伝える工夫が求められる。フランシスコはこの発言を通して、若者を過小評価せず、彼らの中にある真理への憧れを信じる姿勢を示している。

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