「神学校の生徒であったとき、叔父の結婚式で出会った一人の少女に心を奪われた。彼女の美しさや知的な輝きに驚かされ…しばらくの間、私はすっかり夢中になってしまった」

- 1936年12月17日~2025年4月21日(88歳没)
- アルゼンチン出身
- カトリック教会第266代ローマ教皇
英文
“When I was a seminarian, I was dazzled by a girl I met at an uncle’s wedding. I was surprised by her beauty, her intellectual brilliance… and, well, I was bowled over for quite a while.”
日本語訳
「神学校の生徒であったとき、叔父の結婚式で出会った一人の少女に心を奪われた。彼女の美しさや知的な輝きに驚かされ…しばらくの間、私はすっかり夢中になってしまった」
解説
この言葉は、教皇フランシスコが若き日の人間的経験を率直に語ったものである。神学校で修道者の道を歩む中でも、自然な感情として異性への憧れや魅力を感じたことを隠さず述べている点に誠実さがある。これは、聖職者であっても人間的な感情や葛藤を抱く存在であることを示している。
歴史的に、聖職者の独身制はカトリック教会の伝統の一つであるが、それは人間の自然な感情と対立することが少なくない。この発言は、理想的な聖性の姿だけを語るのではなく、人間としての弱さや心の動きを含めて語ることで、聴く者に親近感と信頼を与える。
現代社会においても、このような率直な告白は、聖職者や宗教者が人間性を隠さずに示すことの大切さを思い起こさせる。信仰生活や宗教的使命は、人間の感情を抑圧するものではなく、それを自覚した上でより高い献身へと導く道であることを、この言葉は伝えている。
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