「神の名のもとに人を殺せると言うことは冒涜である」

- 1936年12月17日~2025年4月21日(88歳没)
- アルゼンチン出身
- カトリック教会第266代ローマ教皇
英文
“To say that you can kill in the name of God is blasphemy.”
日本語訳
「神の名のもとに人を殺せると言うことは冒涜である」
解説
この言葉は、暴力と宗教の結びつきを否定する強い宣言である。神の名を掲げて人を殺すことは、信仰の本質に反し、最も重い冒涜であると断じている。宗教は本来、命を尊び、人々を和解と平和へ導くものであるため、それを殺戮の正当化に利用することは許されないという姿勢が明確に示されている。
背景として、世界各地でテロや戦争が「神の名」のもとに行われてきた現実がある。歴史的にも宗教戦争や迫害は繰り返されてきたが、教皇はそのような行為を断固として否定し、信仰の名による殺戮の正当化は本質的に誤っていると強調している。これは現代の国際社会における宗教間対話や平和構築にとって極めて重要な視点である。
この名言は、現代社会における平和の基盤を示す。宗教的理由を掲げて暴力を行う者は多いが、その行為は信仰を守るのではなく、むしろ神を冒涜し、人間性を破壊する。この言葉は、すべての宗教者に対して、暴力ではなく対話と共存の道を選ぶことを求める普遍的な呼びかけである。
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