「分離した自我としての感覚は、肉体ではなく星界の身体から始まる。魂とは、個別化された霊である」

- 1893年1月5日~1952年3月7日(59歳没)
- インド出身
- ヨーガ指導者
英文
”The sense of being a separate, egoic self begins with the astral, not with the physical, body. The soul is individualized spirit.”
日本語訳
「分離した自我としての感覚は、肉体ではなく星界の身体から始まる。魂とは、個別化された霊である」
解説
この言葉は、人間の自我意識の起源を霊的視点から説明している。通常、人は肉体に基づいて自我を認識すると思いがちだが、ヨガナンダはその感覚はより微細な星界の身体に由来すると述べる。そして魂は、究極的には普遍的霊の一部でありながら、個としての特徴を持つ個別化された霊であると定義している。
背景には、ヨガ哲学における三重身体論(肉体・星界体・因果体)がある。肉体は外的な器にすぎず、自我意識は星界体に宿る。さらにその奥にある魂は普遍的存在とつながりながらも個としての性質を持つ。この教えを通じて、ヨガナンダは人間の存在を物質に限定せず、霊的次元の連続性に基づいて理解するよう促している。
現代においても、この視点は自己理解を深める手がかりとなる。心理学的には自我を脳の働きと捉えるが、霊的伝統ではそれをさらに超えた領域に根付くと考える。瞑想や内観を通して自我の起源を探ることは、魂の本質を認識し、普遍的霊とのつながりを回復する道である。この名言は、人間存在をより大きな霊的文脈の中で捉える重要性を示している。
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