「カースト、信条、階級、肌の色、性別、人種といったあらゆる偏見を無視して、スワミは人類の兄弟愛の教えに従う。その目標は霊との絶対的合一である」

パラマハンサ・ヨガナンダ(画像はイメージです)
パラマハンサ・ヨガナンダ(画像はイメージです)
  • 1893年1月5日~1952年3月7日(59歳没)
  • インド出身
  • ヨーガ指導者

英文

”Ignoring all prejudices of caste, creed, class, color, sex, or race, a swami follows the precepts of human brotherhood. His goal is absolute unity with Spirit.”

日本語訳

「カースト、信条、階級、肌の色、性別、人種といったあらゆる偏見を無視して、スワミは人類の兄弟愛の教えに従う。その目標は霊との絶対的合一である」

解説

この言葉は、真の修行者であるスワミの生き方を表している。スワミは、社会が作り出した分断や偏見を超越し、人間を平等な存在として捉える。その根底には、全ての人間が本質的に同じ霊的本性を持つという思想がある。そして最終的な目的は、人間的差異を超え、霊との絶対的合一を実現することである。

背景として、ヨガナンダはインドの厳しいカースト制度や西洋社会における人種差別の現実を知り、それらを超える普遍的な霊的視座を提示した。20世紀前半は分断の時代でもあり、彼の言葉は人類の統一と霊的平等を求める声として響いた。宗教的枠を超えて人類の兄弟愛を説いた点に、彼の普遍主義的な姿勢が表れている。

現代においても、この教えは普遍的な意義を持つ。人種差別、性差別、社会的格差などの問題は依然として存在するが、スワミの姿勢はそれらを克服するための指針となる。つまり、外的差異を超えて互いを兄弟姉妹として認め合う心が、社会の調和と霊的成長の基盤となるのである。

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