「マイケル・ムーアは好きだが、どちらかと言えば扇動家として見ている。彼のテレビ番組で、カーアラームを発明した男の家を訪れ、近所中のアラームを鳴らしたときのこと…あれはかなり笑えた」

- 1947年11月14日~2022年2月15日(74歳没)
- アメリカ合衆国出身
- 政治風刺作家、ジャーナリスト、ユーモリスト
英文
“I like Michael Moore, but I think of him more as a rabble-rouser. On his TV show, when he went to the home of the guy who invented the car alarm and set off all the car alarms on the block… pretty funny.”
日本語訳
「マイケル・ムーアは好きだが、どちらかと言えば扇動家として見ている。彼のテレビ番組で、カーアラームを発明した男の家を訪れ、近所中のアラームを鳴らしたときのこと…あれはかなり笑えた」
解説
この言葉は、マイケル・ムーアという人物への批評と賞賛を同時に行う独特のユーモアを含んでいる。P・J・オロークは、ムーアの政治的・社会的スタンスには賛同しきれないが、彼のパフォーマンスや風刺的手法には一定の評価を与えている。
「rabble-rouser(扇動家)」という表現には批判的ニュアンスが含まれるが、その後に続くエピソードでは、過激だが効果的なユーモアによって問題を可視化するムーアの力量を肯定している。カーアラームを一斉に鳴らすという実演は、皮肉と風刺が直感的に伝わる強烈な手法であり、それが「pretty funny(かなり笑えた)」という形で評価されている。
この名言は、政治的立場の違いを越えて表現の面白さや効果を認める姿勢を示しており、思想と娯楽の交差点における風刺の力について考えさせられる。批判する側も、笑わせる側も、観客に「考えさせる」という点では共通の役割を果たしていることが読み取れる。
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