「私たちの行動は本当に世界に影響を与えます。ほとんどの人は自分には何もできないと思っていますが、それは本当ではないのです」

- 1933年2月18日~
- 日本出身(後にアメリカ合衆国に帰化)
- 前衛芸術家、音楽家、平和活動家、「ジョン・レノンの妻」
英文
”What we do really affects the world. Most of us think we can’t do anything, but it really isn’t true.”
日本語訳
「私たちの行動は本当に世界に影響を与えます。ほとんどの人は自分には何もできないと思っていますが、それは本当ではないのです」
解説
この言葉は、オノ・ヨーコが繰り返し訴えてきた個人の力の重要性を端的に示している。彼女は、日々の選択や小さな行為が社会全体に波及効果をもたらすと考えていた。自分は無力だと思い込むことが最大の障害であり、実際には誰もが世界を変える一滴になり得るという信念が込められている。
この思想の背景には、1960年代の平和運動やジョン・レノンとの共同活動がある。オノは「ベッド・イン」などの行動を通じて、日常的で小規模な行為が大衆の意識を変え、平和のメッセージを世界に広げ得ることを実践してきた。つまり、彼女は個人の行為と世界規模の変化を直結させる視点を持っていたのである。
現代社会においても、この言葉は強い意味を持つ。環境問題や社会正義の運動では、一人の行動が広がり、やがて大きな変革へとつながる。オノの言葉は、無力感にとらわれるのではなく、小さな行動が世界を動かす可能性を信じることが大切だと示唆しているのである。
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