「最初の夫も私をキャリアウーマンとして出会い、二番目の夫も同じでした。私は幸運だったのです」

オノ・ヨーコ
オノ・ヨーコ
  • 1933年2月18日~
  • 日本出身(後にアメリカ合衆国に帰化)
  • 前衛芸術家、音楽家、平和活動家、「ジョン・レノンの妻」

英文

”My first husband met me as a career woman, and the second did, too. I was lucky.”

日本語訳

「最初の夫も私をキャリアウーマンとして出会い、二番目の夫も同じでした。私は幸運だったのです」

解説

この言葉は、オノ・ヨーコが自立した女性としての自己認識を強調している点に特徴がある。彼女は芸術活動を通じて国際的に活躍しており、結婚によってキャリアを制限されるのではなく、むしろキャリアを持った存在として夫たちと出会った。これは、当時の社会的風潮から見れば非常に先進的な立場であった。

背景には、戦後から1960年代にかけての女性の社会進出がある。当時、結婚と仕事を両立させる女性は少なく、特に前衛芸術の世界で活動することは大きな挑戦だった。オノはその中で、芸術家としての自立を貫き、夫からも「キャリアを持つ女性」として認められていたことを、幸運と表現している。

現代においても、この言葉は示唆に富む。女性が家庭かキャリアかを選ばされるのではなく、キャリアを持つこと自体が尊重されるべきだという視点は普遍的である。オノの発言は、パートナーシップにおいても対等な関係と個人の自立が重要であることを示し、今なお有効なメッセージとなっているのである。

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