「真実は常に前向きなものなのでしょうか?もちろんです。一度真実が明らかになれば、大丈夫なのです。私たちは真実が明らかになれば大丈夫ではなくなるのではと恐れていますが、その逆なのです」

オノ・ヨーコ
オノ・ヨーコ
  • 1933年2月18日~
  • 日本出身(後にアメリカ合衆国に帰化)
  • 前衛芸術家、音楽家、平和活動家、「ジョン・レノンの妻」

英文

”Is truth always positive? Of course. Once the truth comes out, you know, it’s all right. We’re scared that if the truth comes out that it’s not all right. It’s the other way around.”

日本語訳

「真実は常に前向きなものなのでしょうか?もちろんです。一度真実が明らかになれば、大丈夫なのです。私たちは真実が明らかになれば大丈夫ではなくなるのではと恐れていますが、その逆なのです」

解説

この言葉は、オノ・ヨーコが真実の力と解放性を信じていることを示している。人はしばしば、真実を知れば苦しむのではないかと恐れる。しかし彼女は、むしろ真実を隠すことこそが不安や抑圧を生み、真実が明らかになることで心の安堵や前進が可能になると主張している。

背景として、彼女自身が多くの誤解や偏見にさらされてきた経験がある。ビートルズ解散の責任を負わされたり、メディアに攻撃されたりする中で、虚像や誤報が彼女を苦しめた。だからこそ、隠された事実を明るみに出すことが救済につながるという実感を持っていたのである。

現代においても、この考えは普遍的である。個人の人間関係から社会問題に至るまで、真実を避けることは混乱や不信を深める。一方で真実を直視することは、たとえ一時的に痛みを伴っても、最終的には前向きな変化と癒やしをもたらす。オノの言葉は、真実に向き合う勇気がもたらす本質的な安心を思い出させるのである。

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