「パフォーマーとして人々に与えられる最も重要なものはエネルギーだと思います。他のものは少し気取っているように見えることがありますが、エネルギーはそうではありません」

- 1933年2月18日~
- 日本出身(後にアメリカ合衆国に帰化)
- 前衛芸術家、音楽家、平和活動家、「ジョン・レノンの妻」
英文
”I think energy is the most important thing that we can give to people as performers. Anything else is a little bit pretentious. But energy is not.”
日本語訳
「パフォーマーとして人々に与えられる最も重要なものはエネルギーだと思います。他のものは少し気取っているように見えることがありますが、エネルギーはそうではありません」
解説
この言葉は、表現者が観客に与える本質的な価値を示している。技巧や演出は時に自己顕示や虚飾に見えることがあるが、真に観客に伝わるのはパフォーマーの放つ生のエネルギーであると強調している。この考えは芸術における「純粋な交流」として捉えることができる。
オノ・ヨーコは前衛芸術家として、しばしば実験的で挑発的な表現を行ったが、その根底には常に観客との直接的なつながりを求める姿勢があった。ジョン・レノンとの活動や自身のパフォーマンスでは、メッセージ性以上にその場で発せられるエネルギーを重視しており、この言葉は彼女の芸術観を端的に表している。
現代においても、コンサートや演劇、パフォーマンス全般でこの考えは重要である。観客が記憶に残すのは、技術的な巧妙さよりも、舞台上のエネルギーや情熱に触れた瞬間である。演者が全力で放つエネルギーこそが、観客の心を動かし、体験を特別なものにするのである。
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