「エネルギーはとても大切です。それがなければ、ロックンロールなんてやる意味がありません」

- 1933年2月18日~
- 日本出身(後にアメリカ合衆国に帰化)
- 前衛芸術家、音楽家、平和活動家、「ジョン・レノンの妻」
英文
”Energy is so important. If you don’t have it, don’t bother with rock and roll.”
日本語訳
「エネルギーはとても大切です。それがなければ、ロックンロールなんてやる意味がありません」
解説
この言葉は、オノ・ヨーコが音楽、とりわけロックにおいてエネルギーこそが核心であると考えていることを示している。ロックンロールは技巧や理論以上に、聴衆を揺さぶる熱量や衝動によって成立する。エネルギーを欠いたロックは形だけの模倣にすぎず、生命力や説得力を持たないというのが彼女の主張である。
背景には、1960〜70年代のロックシーンにおける彼女の経験がある。ジョン・レノンとの活動を通じ、彼女は音楽が単なる娯楽ではなく、情熱とエネルギーの発露であることを実感していた。また、自らの前衛的な表現においても、声や身体を極限まで用いることで、生のエネルギーを表現しようとした姿勢が見て取れる。
現代においても、この考えは通用する。テクノロジーの進歩によって音楽制作は容易になったが、聴衆を突き動かすのは依然として演者の持つエネルギーである。オノの言葉は、ロックだけでなく、あらゆる芸術や表現活動において、情熱と生命力が不可欠であることを改めて思い出させるのである。
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