「ここに地球の人類が初めて月面に足を踏み入れた。西暦1969年7月。我々は全人類のために平和のうちに来た」

- 1930年8月5日~2012年8月25日
- アメリカ合衆国出身
- 宇宙飛行士、航空技術者、海軍パイロット、大学教授
- アポロ11号の船長として人類初の月面着陸を果たし、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」の言葉と共に歴史に名を刻んだ。20世紀の宇宙探査の象徴的人物である。
英文
”Here men from the planet Earth first set foot upon the Moon. July 1969 AD. We came in peace for all mankind.”
日本語訳
「ここに地球の人類が初めて月面に足を踏み入れた。西暦1969年7月。我々は全人類のために平和のうちに来た」
解説
この言葉は、アポロ11号の月面着陸時に月に設置された記念プレートに刻まれた文章であり、ニール・アームストロングを含む宇宙飛行士たちが人類を代表して残したものである。「全人類のために平和のうちに来た」という一文は、冷戦下の米ソ対立が激化するなかで、宇宙探査が軍事的・国家的競争だけでなく、人類全体の知的挑戦であるという理念を強調している。
背景には、宇宙開発競争の只中にありながらも、アメリカが国際社会に向けて「科学と平和」の象徴として月面着陸をアピールしたいという意図があった。「地球の人類」や「全人類のために」という普遍的な表現は、国家や民族を超えて共有されるべき成果であることを示している。アームストロング自身の「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という言葉とも連動する。
現代においてもこの言葉は、人類の平和的協調や科学の共有という理想を体現した象徴的なメッセージとして引用され続けている。宇宙開発が再び国際協力の舞台となりつつある今日、この名言が持つ重みは再認識されるべきである。
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