「イスラムの奉仕者として立ち上がり、人々を経済的、社会的、教育的、そして政治的に組織せよ。そうすれば、あなたがたは必ず万人に受け入れられる力となるであろう」

ムハンマド・アリー・ジンナー(画像はイメージです)
ムハンマド・アリー・ジンナー(画像はイメージです)
  • 1876年12月25日~1948年9月11日(71歳没)
  • パキスタン出身
  • 政治家、弁護士、パキスタン建国の父、初代総督

英文

”Come forward as servants of Islam, organise the people economically, socially, educationally and politically and I am sure that you will be a power that will be accepted by everybody.”

日本語訳

「イスラムの奉仕者として立ち上がり、人々を経済的、社会的、教育的、そして政治的に組織せよ。そうすれば、あなたがたは必ず万人に受け入れられる力となるであろう」

出典

出典不詳(編集中)

解説

この言葉は、ジンナーがイスラムを基盤とした社会改革と国家建設の使命を強調したものである。彼はイスラムを単なる宗教儀礼の枠に留めず、経済・社会・教育・政治といった生活のあらゆる分野を統合する原理と捉えていた。ここで求められているのは、信仰に根差した奉仕の精神をもって人々を組織し、実践的な共同体の力へと転換することである。

歴史的背景として、この発言はパキスタン建国を目前にした時期やその直後の混乱期に結びつく。国民の大部分は教育や生活基盤を欠き、難民問題や経済的困難が深刻化していた。ジンナーは国民に対し、単なる独立の達成ではなく、社会のあらゆる分野での改革と組織化を呼びかけ、それによって国際社会からも承認される強固な国家を築こうとした。

現代においても、この言葉は重要な意義を持つ。宗教的背景を持つ共同体に限らず、あらゆる社会において、人々が教育や経済、社会生活において組織的に協力すれば、国や地域は大きな力を発揮する。ジンナーの言葉は、信仰に基づく奉仕心と実践的な組織力の結合が国家と社会を強固にするという普遍的な教訓を示している。

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