宮本武蔵

宮本武蔵(画像はイメージです)
宮本武蔵(画像はイメージです)
  • 1584年頃~1645年6月13日
  • 日本出身
  • 剣豪、兵法家、芸術家

人物像と評価

宮本武蔵は、江戸初期の剣豪・兵法家・芸術家であり、「二天一流」の開祖として知られる人物である。

彼は生涯で60余度の真剣勝負に無敗という伝説的な戦績を持ち、とくに佐々木小次郎との巌流島の決闘は広く語り継がれている。

その武名だけでなく、晩年には『五輪書』を著し、剣術を単なる技術ではなく「兵法」すなわち生き方の哲学として体系化した点が特筆される。

また、書画・彫刻・工芸にも通じた多才な文化人でもあり、文武両道を体現した存在であった。

一方で、その人物像は孤高で求道的とされ、和を尊ぶ武士道的価値観とは一線を画したという批評もある。

とはいえ、宮本武蔵は単なる剣士にとどまらず、自己の技と精神を徹底して磨き上げた求道者として、日本文化史に深く刻まれた人物である。

名言

  1. 「どのような道においても、別れを悲しんではならない」
  2. 「芸ごとには事あるごとに極意や秘伝などと称して奥義があるというが、敵と実際に戦う理においては、表で戦い、奥義で切るというようなことではない」
  3. 「心の中を濁らせず広く保ち、その広々とした心に智慧を置くべきである。智慧も心も、ひたすらに磨くことが肝要である」
  4. 「千日間の稽古を“鍛”とし、万日間の稽古を“練”とする」
  5. 「千里もの長い道も、一歩ずつ運んで進むものである」
  6. 「自分の専門の道でないとしても、道を広く知っていれば、さまざまなことに出会い、通じるものである。いずれにしても人としては、自分の道をよく磨くことが肝心である」
  7. 「大将は大工の棟梁のように、天下の規矩をわきまえ、その国の規矩を正し、その家の規矩を知ることが、統率者としての道である」
  8. 「一人の敵に自在に勝てるときは、世界中の誰に対しても勝てるということである」
  9. 「仏や神は尊いが、仏や神に頼ってはならない」
  10. 「兵法や勝負の道においては、すべてのことにおいて先手を取るよう心がけることである」
  11. 「兵法の道において、心の持ち方は、普段の平常心から変えてはならない」
  12. 「兵法を身につける上で、日常の身体を兵法の身体とし、兵法の身体を日常の身体とすることが肝要である」
  13. 「道を歩む上では、死を恐れずに覚悟を持って臨むべきである」
  14. 「この身ひとつには、美食を好まない」
  15. 「物の見方は、広く大きな視野をもって見ることである」
  16. 「老いたこの身には、財宝や領地を持ちたいという気持ちはない」
  17. 「自分のしたことについては後悔しない」