「最終的に、私が悪いオーナーだと言われても、チームが優勝しているなら受け入れられる。しかし、プレーオフにも進出できず、金を使って負け続けているなら、自分自身を見つめ直して、組織運営に必要な手を打っていないのかもしれないと考えなければならない」

- 1963年2月17日~
- アメリカ合衆国出身
- プロバスケットボール選手、実業家
NBAのシカゴ・ブルズで6度の優勝に導き、「バスケットボールの神様」と称された。卓越した得点力と勝負強さでスポーツ界に革命を起こし、グローバルなスーパースターとなった。引退後も実業家やチームオーナーとして多方面で影響力を持ち続けている。
英文
“Ultimately, if you can say that I’m a bad owner and we’re winning championships, I can live with that. But if we’re not making the playoffs and we’re spending and losing money, then I have to look in the mirror and say maybe I’m not taking the necessary steps to doing what it takes to run an organization.”
日本語訳
「最終的に、私が悪いオーナーだと言われても、チームが優勝しているなら受け入れられる。しかし、プレーオフにも進出できず、金を使って負け続けているなら、自分自身を見つめ直して、組織運営に必要な手を打っていないのかもしれないと考えなければならない」
解説
この名言は、マイケル・ジョーダンが経営者としての自己責任意識を語ったものである。彼は批判を完全に拒絶するのではなく、結果によって自身の評価を受け入れる覚悟を示している。チームが成功していれば外野の声を気にしないが、成果が伴わない場合には自己反省が不可欠だという厳しい姿勢がうかがえる。
ジョーダンは現役引退後、シャーロット・ホーネッツ(当時はボブキャッツ)のオーナーとして活動しているが、スポーツ選手としての栄光とは異なり、経営の世界では結果を出すことの難しさに直面してきた。この発言は、単なるプライドではなく、経営者として冷静に自己を評価し、改善に努める覚悟を示すものである。
現代においても、リーダーや経営者には外部評価だけでなく、自己評価による軌道修正が求められる。この名言は、責任ある立場に立ったときに、結果を直視し、自己改革を恐れない姿勢こそが本当のリーダーシップであることを教えているのである。
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