「ブルックのことはずっと好きだったよ。そして僕が子どもの頃、ダイアナ・ロスの家に兄弟たちと一緒に何年もお世話になっていた。言ったことはなかったけれど、僕はずっと彼女に恋心を抱いていたんだ」

マイケル・ジャクソンの名言
マイケル・ジャクソンの名言
  • 1958年8月29日~2009年6月25日
  • アメリカ合衆国出身
  • 歌手、作曲家、ダンサー、音楽プロデューサー
  • 「キング・オブ・ポップ」と称され、『Thriller』『Billie Jean』『Beat It』など数々のヒット曲を生み出した。独創的なパフォーマンスとミュージックビデオで音楽界に革命を起こし、世界的なポップカルチャーの象徴として知られている。

英文

“Well Brooke, I’ve always liked her, and when I was little I used to stay with Diana Ross, me and my brothers stayed with her for years and I never said, but I always had a crush on her.”

日本語訳

「ブルックのことはずっと好きだったよ。そして僕が子どもの頃、ダイアナ・ロスの家に兄弟たちと一緒に何年もお世話になっていた。言ったことはなかったけれど、僕はずっと彼女に恋心を抱いていたんだ」

解説

この言葉は、憧れと初恋の感情を率直に語った、極めて個人的で純粋な告白である。ブルック・シールズに対する好意、そして長年の家族のような関係にあったダイアナ・ロスに対する淡い恋心は、スターである前に一人の少年としてのマイケル・ジャクソンの内面を表している。特に「言ったことはなかったけれど」という一節には、心に秘め続けた繊細な感情と、尊敬を伴う遠慮が見て取れる。

彼が語る「stay with her for years」という背景には、ダイアナ・ロスがジャクソン5のデビューをサポートし、マイケルにとって“芸能界の母”的存在であった事実がある。そのような関係の中で芽生えた恋心は、芸能の世界という非日常の中で生きる少年にとって、ごく自然で人間的な感情であり、むしろその純粋さが際立っている。

この名言は、マイケル・ジャクソンという巨大な存在が、感情を抑え、思春期の心を表に出す機会が限られていたことを象徴してもいる。憧れ、親しみ、恋しさといった感情を胸に秘めながら、彼は常に“アイドル”として見られていた。名声の影にあるごく普通の感情の美しさと切なさが、この言葉には静かに宿っている。

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