「私は自分自身であることに感謝します。そして与えられた人生に、友人や恋人や愛する人々に感謝します。そして彼らがすでに私のために代償を払ってくれていることを知っていることに、神に感謝します」

マヤ・アンジェロウ(画像はイメージです)
マヤ・アンジェロウ(画像はイメージです)
  • 1928年4月4日~2014年5月28日(86歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 詩人、作家、歌手、舞台俳優、公民権運動活動家

英文

”I thank God I’m myself and for the life I’m given to live and for friends and lovers and beloveds, and I thank God for knowing that all those people have already paid for me.”

日本語訳

「私は自分自身であることに感謝します。そして与えられた人生に、友人や恋人や愛する人々に感謝します。そして彼らがすでに私のために代償を払ってくれていることを知っていることに、神に感謝します」

解説

この言葉は、自己受容と感謝の念を力強く表している。アンジェロウは「自分自身であること」にまず感謝し、その上で人生、友情、愛情に恵まれていることを神に感謝している。ここには、自分の存在は孤立しているのではなく、他者の犠牲や努力の上に成り立っているという深い自覚がある。

この発言は、アフリカ系アメリカ人としての歴史的背景とも結びついている。奴隷制度、公民権運動、そして差別に抗ってきた先人たちの犠牲があったからこそ、自分が今ここに立っているという意識である。アンジェロウはその「すでに払われた代償」を忘れず、自らの生を感謝と責任の中で受け止めているのである。

現代においても、この名言は示唆に富む。私たちの生きる環境や自由は、先人たちの努力や犠牲に支えられている。したがってこの言葉は、自分が生きていることを当然視せず、感謝を持って未来へとつなげる姿勢を呼びかけるものであり、世代を超えて響く普遍的な真理を示しているのである。

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