「私が祈るとき、何か素晴らしいことが起こるのを知っています。それは私が祈っている相手にだけでなく、私自身にも素晴らしいことが起こるのです。私は祈りが聞き届けられていることに感謝しています」

マヤ・アンジェロウ(画像はイメージです)
マヤ・アンジェロウ(画像はイメージです)
  • 1928年4月4日~2014年5月28日(86歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 詩人、作家、歌手、舞台俳優、公民権運動活動家

英文

”I know that when I pray, something wonderful happens. Not just to the person or persons for whom I’m praying, but also something wonderful happens to me. I’m grateful that I’m heard.”

日本語訳

「私が祈るとき、何か素晴らしいことが起こるのを知っています。それは私が祈っている相手にだけでなく、私自身にも素晴らしいことが起こるのです。私は祈りが聞き届けられていることに感謝しています」

解説

この言葉は、祈りの力と相互作用について述べている。祈りは単に相手に向けられる願いではなく、祈ることで祈り手自身の心も変化し、癒しや希望を得る行為であるとアンジェロウは説いている。つまり、祈りには他者と自分の両方を包み込む力があるということである。

背景には、アフリカ系アメリカ人コミュニティに根付いた宗教的伝統と霊的文化がある。教会は差別や苦難を生き抜くための精神的支柱であり、祈りは共同体を結びつける実践であった。アンジェロウ自身もまた、祈りによって困難な状況を乗り越える力を得た経験を持ち、その信念をこうした言葉に込めている。

現代においても、この言葉は普遍的な意味を持つ。祈りを宗教的に解釈せずとも、瞑想や願い、感謝の表明といった形で、人は心の平安やつながりを求める行為を行っている。アンジェロウの言葉は、祈りが他者への思いやりであると同時に、自分自身を豊かにする行為であることを教えているのである。

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