「心の面、精神面から来る病気というものは、お互いが素直な心を高めていくことによって、しだいに少なくしていくことができるのではないか」

- 1894年11月27日~1989年4月27日(94歳没)
- 日本出身
- 実業家、発明家、パナソニック(松下電器産業)創業者、「経営の神様」
原文
「心の面、精神面から来る病気というものは、お互いが素直な心を高めていくことによって、しだいに少なくしていくことができるのではないか」
出典
素直な心になるために
解説
この言葉は、精神的な病や不調は人の心の持ち方に大きく左右されるという考えを示している。特に、素直な心を持ち続けることが、心の歪みや過度の緊張をやわらげ、精神面の病を防ぐ一助となると説いている。つまり、精神的な健康は薬や医療だけでなく、心の在り方によっても養われるという思想である。
松下幸之助は、経営において「素直な心」を最も重視した人物である。素直な心は、人の言葉に耳を傾け、自己を省み、感謝をもって物事を受け入れる姿勢を育む。それが人間関係を円滑にし、無用なストレスや葛藤を減らすことにつながると考えた。精神的な病の背景にある心の不調和を和らげるには、素直さが欠かせないと見ていたのである。
現代社会においても、この考え方は意義深い。複雑化する社会では心の病が増加しているが、互いに素直な心を持ち、偏見や頑なさを減らすことで、安心感や信頼が広がり、精神的な負担を軽減できる。医療的支援とともに、この「素直な心を育む」という視点は、精神的な健康を守る上で普遍的な価値を持ち続けているのである。
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