「我々の敵は誰か。我々の友は誰か。これは革命にとって第一に重要な問題である」

- 1893年12月26日~1976年9月9日
- 中国出身
- 政治家、思想家
英文
”Who are our enemies? Who are our friends? This is a question of the first importance for the revolution.”
日本語訳
「我々の敵は誰か。我々の友は誰か。これは革命にとって第一に重要な問題である」
解説
この言葉は、毛沢東が1926年に発表した「中国社会各階級の分析」の冒頭に記した有名な一節である。毛沢東は、中国革命の成否はまず敵と味方を正しく区別することにかかっていると強調した。誤って友を敵とし、敵を友とすれば、革命は失敗に終わるという認識である。
当時の中国は、軍閥支配や帝国主義の干渉、さらに地主階級と農民の矛盾が複雑に絡み合っていた。毛沢東は、革命の主力は農民であり、最も信頼できる味方であると位置づけ、地主や帝国主義勢力を主要な敵とした。この分析は、その後の農村を基盤とする中国共産党の路線を決定づける理論的基盤となった。
現代においてもこの言葉は、組織や社会運動における立場や関係の見極めの重要性を示している。誰と連携し、誰に対抗するのかという判断は、企業戦略や政治運動などあらゆる場面で決定的な意味を持つ。毛沢東の言葉は、正しい敵味方の認識こそが行動の出発点であるという普遍的な教訓を与えている。
感想はコメント欄へ
この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?
「毛沢東」の前後の名言へ
申し込む
0 Comments
最も古い