「我々はマルクス、エンゲルス、レーニン、そしてスターリンに感謝する。彼らが我々に与えた武器は機関銃ではなく、マルクス・レーニン主義である」

毛沢東の名言・格言・警句(画像はイメージです)
毛沢東の名言・格言・警句(画像はイメージです)
  • 1893年12月26日~1976年9月9日
  • 中国出身
  • 政治家、思想家

英文

”We thank Marx, Engels, Lenin and Stalin for giving us a weapon. This weapon is not a machine-gun, but Marxism-Leninism.”

日本語訳

「我々はマルクス、エンゲルス、レーニン、そしてスターリンに感謝する。彼らが我々に与えた武器は機関銃ではなく、マルクス・レーニン主義である」

解説

この言葉は、毛沢東が中国革命の理論的基盤としてのマルクス・レーニン主義の意義を強調した発言である。彼にとって、革命を成功へ導く最も重要な武器は物理的な兵器ではなく、理論的指導と思想の力であった。マルクスやエンゲルスが資本主義批判と階級闘争の理論を築き、レーニンとスターリンがそれを実践に移したことにより、中国共産党もまた理論的武装を得て闘争を進められると考えたのである。

この発想の背景には、単なる武力闘争だけではなく、正しい理論に基づく路線闘争こそが革命の成否を決定するという毛沢東の信念がある。中国共産党は農村を基盤とする独自の道を歩んだが、その理論的正統性を確立するためにも、マルクス・レーニン主義の継承を強調する必要があった。

現代的に見ると、この言葉は知識や思想が現実を動かす力になるという普遍的な意味を持つ。技術や武器の力も重要だが、社会変革を導くのは正しい思想体系とそれを実践する人々の行動である。毛沢東の言葉は、理論が武器に勝る力を持つことを示すメッセージとして受け取ることができる。

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