「いかなることも、決してテロを正当化することはできない」

- 1941年3月13日~2008年8月9日(67歳没)
- パレスチナ出身
- 詩人、作家、政治活動家
英文
”Nothing, nothing justifies terrorism.”
日本語訳
「いかなることも、決してテロを正当化することはできない」
解説
この言葉は、どのような大義や状況においてもテロは許されないという強い倫理的立場を示している。テロはしばしば政治的・宗教的な目的のために正当化されがちだが、無差別に人命を奪う行為は人間の尊厳を踏みにじるものであり、正義や解放の名の下であっても容認されるべきではない。
マフムード・ダルウィーシュはパレスチナ問題を背景に活動した詩人であり、占領や抑圧に抗う声を詩に込めた。しかし彼は、抵抗とテロを明確に区別する必要性を認識していた。この名言は、武力や暴力の応酬が平和を遠ざけることを理解し、正当な権利の追求には倫理的な一線を超えてはならないという強い姿勢を示している。
現代においても、この言葉は普遍的な意味を持つ。テロは世界各地で依然として起こり、そのたびに正当化の論理が持ち出される。しかしこの名言は、いかなる理由もテロを正当化する根拠にはならないという原則を突きつけ、平和的手段による解決の必要性を改めて訴えているのである。
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