「収入は靴のようなものだ。小さすぎると擦り切れ、痛みを与え、大きすぎるとつまずきやすくなる」
- 1632年8月29日~1704年10月28日
- イングランド(イギリス)出身
- 哲学者、政治思想家
- 社会契約説や自然権思想を提唱し、イギリス経験論、自由主義の父と呼ばれ、近代民主主義の基礎を築いた
英文
“Our incomes are like our shoes; if too small, they gall and pinch us; but if too large, they cause us to stumble and to trip”
日本語訳
「収入は靴のようなものだ。小さすぎると擦り切れ、痛みを与え、大きすぎるとつまずきやすくなる」
解説
ジョン・ロックのこの言葉は、収入とその適切なバランスについての比喩的な表現である。彼は、収入が少なすぎると生活が困難で苦痛を伴うが、逆に多すぎると管理や活用に失敗しやすく、かえって問題を引き起こすと述べている。ロックの視点では、適度な収入が生活の安定と幸福の鍵であり、収入と生活のバランスが取れていることが大切であると考えられている。
現代でも、この考え方は多くの人に共感されるものとなっている。収入が少なすぎると生活の質が低下し、必要なものを揃えることさえ難しくなる一方、収入が多すぎると浪費や不安、場合によっては健康や人間関係の悪化に繋がることがある。例えば、高収入を得た途端に浪費癖がついたり、収入を維持するために過度なプレッシャーを感じることが、心身のバランスを崩す原因となり得る。収入の適切な管理が、充実した生活を築くための基礎となる。
ロックのこの言葉は、私たちに収入と生活のバランスの重要性を考えさせるものである。収入を単に増やすことだけでなく、無理のない範囲で活用し、生活に合った適度な収入を保つことで、心身ともに安定した人生を送ることができる。適切な経済感覚と管理が、収入と生活を調和させ、長期的な幸福と安定に繋がる鍵となる。
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