「もし私がその立場にないのなら、神が私をそこに置いてくださいますように。そしてもし私がその立場にあるのなら、神が私をそこにとどめてくださいますように」

- 1412年頃~1431年5月30日
- フランス王国出身
- 農民の娘、軍指導者、宗教的指導者
英文
“If I am not, may God put me there; and if I am, may God so keep me.”
日本語訳
「もし私がその立場にないのなら、神が私をそこに置いてくださいますように。そしてもし私がその立場にあるのなら、神が私をそこにとどめてくださいますように」
解説
この言葉は、ジャンヌ・ダルクの謙虚さと神への全面的な信頼を表している。彼女は自らの使命について確信を持ちながらも、最終的な正しさの判断を神に委ねている。ここには、自己の正当性を主張するのではなく、神の意志に身を委ねる姿勢が如実に現れている。
この考え方は、現代でも大切な教訓を含んでいる。人は時として、自分が正しい道を歩んでいるかどうか不安になることがある。しかし、自らの立場を絶対視せず、謙虚により大きな正義や真理に従おうとする姿勢は、信仰者に限らずすべての人にとって価値があるものである。
たとえば、リーダーの立場にある人が、自分の役割を自己栄光のためではなく、人々のためにあるべきかを省みるとき、ジャンヌのこの言葉は深い指針となる。これは、権威とは自ら主張するものではなく、正しさの中で神または道理により保たれるべきものであるという真理を伝えている。
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