「イエス・キリストと教会について、私はそれらがただ一つのものであると単純に知っています」

- 1412年頃~1431年5月30日
- フランス王国出身
- 農民の娘、軍指導者、宗教的指導者
英文
“About Jesus Christ and the Church, I simply know they’re just one thing.”
日本語訳
「イエス・キリストと教会について、私はそれらがただ一つのものであると単純に知っています」
解説
この言葉は、ジャンヌ・ダルクの宗教観の核心を端的に表している。彼女にとってイエス・キリストと教会は切り離せない存在であり、信仰と組織の間に隔たりを感じていなかった。中世ヨーロッパにおいて教会は神の地上における権威と見なされており、ジャンヌもまたその絶対的な一体性を疑わず受け入れていたのである。
この考え方は、現代においても重要な意味を持つ。信仰と制度の間に矛盾や対立が見られることの多い今日において、本来信仰とは組織的な外枠を超えて根源的な一致を目指すものであるという原点を思い起こさせる。ジャンヌの言葉は、信仰の本質に立ち返る必要性を静かに訴えている。
例えば、教会組織に対する批判が高まる現代社会においても、個人が持つ純粋な信仰の価値を見失わないことが求められている。ジャンヌのこの言葉は、信仰と制度の本来あるべき調和と一致を改めて考えさせるものである。
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