「私は常に、真の楽しみは言葉で表現できないと感じてきた」

ジャン=ジャック・ルソー
ジャン=ジャック・ルソーの名言
  • 1712年6月28日~1778年7月2日
  • ジュネーヴ出身
  • 哲学者、政治哲学者、作家、作曲家
  • 『社会契約論』で人民主権を提唱し、フランス革命や近代民主主義に影響を与えた

英文

“I have always said and felt that true enjoyment can not be described”

日本語訳

「私は常に、真の楽しみは言葉で表現できないと感じてきた」

解説

この言葉は、本物の喜びが言葉では表現しきれないものであるというルソーの考えを示している。ルソーは、深い感動や心の奥底から湧き上がる楽しみは、単なる言葉以上のものであり、体験した人だけがその価値を理解できると主張している。このような思いは、感覚的な喜びがいかに個人的で内面的なものであるかを強調している。

現代においても、真の楽しみや幸福を言葉で伝える難しさは多くの人が共感できるものである。例えば、自然の美しさに感動したり、大切な人と過ごす特別な時間を楽しんだりする際、その体験を完全に伝えることは難しい。この言葉は、言葉に頼らず体験することの重要性を教えてくれるものである。

また、この名言は、瞬間の大切さを示唆している。真の楽しみや喜びは、外部の評価や説明ではなく、自分自身が感じる瞬間の中にある。そのため、他人に伝えるための表現にとらわれるよりも、ありのままの感情を味わうことが幸福への鍵であるといえる。

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