「見えるところまで行きなさい。そこに着けば、さらに遠くを見ることができる」

ジョン・モルガン(画像はイメージです)
ジョン・モルガン(画像はイメージです)
  • 1837年4月17日~1913年3月31日(75歳没)
  • アメリカ合衆国出身
  • 実業家、銀行家

英文

”Go as far as you can see; when you get there, you’ll be able to see farther.”

日本語訳

「見えるところまで行きなさい。そこに着けば、さらに遠くを見ることができる」

解説

この言葉は段階的な進歩と行動の重要性を説いている。人はしばしば先の不確実さに恐れを抱き、完璧な計画や完全な見通しがなければ前に進めないと考える。しかし、この言葉が伝えるのは、まずは見えている範囲まで進むことが大切であり、その行動が新たな視野を開くということである。行動によってのみ未来が明らかになるという教訓である。

この考えは産業革命以降の急速な社会変化や新しい事業の展開に通じるものである。当時の企業経営や技術革新は、先が完全に見えない中でも挑戦を重ねることで道を切り開いてきた。未知の領域に進むには、まず手の届く範囲の課題を解決し、そこからさらに視野を広げていく姿勢が求められた。

現代社会においても、この思想は有効である。例えばスタートアップ企業の経営では、長期的な全貌が見えなくても、短期的にできることを実行することで新たな機会が開かれる。また個人の人生設計においても、遠い未来を完全に予測することは不可能だが、目の前の一歩を踏み出すことで次の可能性が見えてくる。この言葉は、行動することによって未来を切り開く勇気を与えるものである。

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