「一足伸ばして、天皇陛下と首相はなぜ参拝しないのか。何で遠慮してるんだ」

石原慎太郎の名言・格言・警句(画像はイメージです)
石原慎太郎の名言・格言・警句(画像はイメージです)
  • 1932年9月30日~2022年2月1日(89歳没)
  • 日本出身
  • 第14~17代東京都知事、作家、政治家

原文

「一足伸ばして、天皇陛下と首相はなぜ参拝しないのか。何で遠慮してるんだ」

解説

この言葉は、石原慎太郎が靖国神社参拝問題について述べた発言であると考えられる。ここで言う「参拝」は、戦没者を祀る靖国神社への公式参拝を指し、特に天皇陛下や首相といった国家の象徴・指導者がなぜ参拝を控えるのか、その理由を疑問視している。石原は、参拝は戦没者への敬意であり、他国への配慮で取りやめるべきではないという立場を示している。

この発言の背景には、1978年の靖国神社へのA級戦犯合祀以降、中国や韓国などからの外交的反発が高まり、日本の首相や天皇による参拝が国際問題化した経緯がある。昭和天皇は合祀以降参拝を控え、歴代首相も国際関係や国内世論を考慮して判断を分けてきたが、石原はこれを過剰な遠慮や外交的自己規制とみなしている。

現代への応用として、この言葉は歴史認識・外交配慮・国家儀礼の関係をどう調整するかという問題に通じる。参拝を行うことで国内の一体感を高める意義もあれば、外交摩擦を回避する現実的判断もある。石原の発言は、その中であえて遠慮を排し、国家としての自立性と歴史観を優先すべきだという立場を明確に示している。

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