「貧しいことは、ひとつも恥ではない。邪に生きることが恥です。心が貧しいことが恥ずかしいことなのです」

池田大作の名言・格言・警句(画像はイメージです)
池田大作の名言・格言・警句(画像はイメージです)
  • 1928年1月2日~2023年11月15日(95歳没)
  • 日本出身
  • 創価学会会長(第3代)、作家

原文

「貧しいことは、ひとつも恥ではない。邪に生きることが恥です。心が貧しいことが恥ずかしいことなのです」

解説

この言葉は、物質的な貧しさではなく、道徳的・精神的な貧しさこそが恥であるという価値観を示している。経済的に困難な状況は環境や時代の影響によって誰にでも起こり得るが、不正や欺瞞によって生きること、あるいは他者を軽んじるような心の貧しさは本人の選択に基づくものであり、それこそが本当の恥であるとする立場である。

この思想は、戦後の日本社会や貧富の格差が拡大した時代背景とも結びつく。当時、多くの人が物質的に豊かでなくとも、誠実さや正義感を持って生きることを尊いとする価値観が社会全体に根付いていた。また、宗教的視点からも、心の在り方や倫理観が人間の本質を決定づけるという考え方は広く見られる。

現代においても、この名言は格差社会や価値観の多様化が進む中で重要な意味を持つ。富や地位だけが成功の指標となりがちな社会で、正直さ、思いやり、謙虚さといった内面的豊かさの価値を見失わないことが、人としての誇りを守る道であるとこの言葉は教えている。

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