「恐怖に耳を傾けるべき時は、大きな戦いの決断を下す前である。その時こそ、考え得るあらゆる恐怖に耳を傾けよ! 事実と恐怖をすべて集めて決断を下したなら、恐怖を断ち切り前進せよ!」

ジョージ・パットン(画像はイメージです)
ジョージ・パットン(画像はイメージです)
  • 1885年11月11日~1945年12月21日
  • アメリカ合衆国出身
  • 軍人、「アメリカ陸軍の将軍」

英文

”The time to take counsel of your fears is before you make an important battle decision. That’s the time to listen to every fear you can imagine! When you have collected all the facts and fears and made your decision, turn off all your fears and go ahead!”

日本語訳

「恐怖に耳を傾けるべき時は、大きな戦いの決断を下す前である。その時こそ、考え得るあらゆる恐怖に耳を傾けよ! 事実と恐怖をすべて集めて決断を下したなら、恐怖を断ち切り前進せよ!」

解説

この言葉は、恐怖の活用と克服の方法を明確に示している。恐怖は否定すべきものではなく、重大な決断の前には危険を想定し備えるための重要な情報源となる。しかし、一度決断を下した後に恐怖を引きずれば、行動を鈍らせ勝機を失う。つまり、恐怖は準備の段階で役立ち、実行の段階では排除すべきものだと説いている。

パットンは戦場において、兵士や指揮官が恐怖を感じることを理解していた。だからこそ、恐怖を冷静に分析する段階と、恐怖を振り切って突き進む段階を分けることの重要性を説いたのである。これは彼自身の指揮哲学であり、迅速かつ大胆な決断を支える理論でもあった。

現代社会でも、この考えは普遍的である。例えばビジネスの大きな投資判断や人生の岐路において、あらゆるリスクや恐れを検討することは必要だが、決断した後に迷いや不安を残せば成果は出ない。恐怖を計算に入れてから切り捨てる姿勢こそが、困難を突破するための実践的な智慧である。

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