「どんなに古い話題でも、新たに語るべきことが存在しないということはない」

ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキーの名言
  • 1821年11月11日~1881年2月9日
  • ロシア帝国出身
  • 小説家、哲学者
  • 『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』、『白痴』などの作品を通じて、人間心理と哲学的テーマを深く探求した

英文

“There is no subject so old that something new cannot be said about it.”

日本語訳

「どんなに古い話題でも、新たに語るべきことが存在しないということはない」

解説

この言葉は、どのようなテーマでも新たな視点や洞察が生まれる可能性があることを示している。歴史や哲学、文学など、長い間探求されてきた分野であっても、人間の経験や時代背景の変化に伴い、新しい意味や価値が発見される。ドストエフスキーは、人間の本質や倫理といった普遍的なテーマに深く取り組む中で、そのテーマの多面性や奥深さを繰り返し描き出した。

彼の作品は、古典的な問いを扱いながらも、独自の哲学や人間観を通じて新しい解釈を提供している。例えば、善と悪の問題、自由意志と責任、神の存在といったテーマは、『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』で深く探求されている。これらのテーマは繰り返し語られてきたものの、ドストエフスキーの筆致によって新たな生命を吹き込まれたと言える。

現代でも、この言葉はあらゆる分野において有効である。科学技術、文化、芸術の進歩によって、昔からのテーマが再解釈され、新たな価値を生むことが可能である。過去に蓄積された知識や経験を踏まえながらも、新しい視点を持つことで常に新しい発見ができるという考え方は、創造性と革新の重要性を示唆している。

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